いぶき、特別公演

舞台情報

《会員あっせん有》 詳しくは会報誌「大向う」4月号をご覧ください

一、『雨の五郎』長唄囃子連中
中村隼 人

春雨の夜、蛇の目の傘在差した曽我五郎が大磯の廓の遊女・化粧坂の少将のもとへ向かう道中が描かれます。
亡き父のために敵討を誓って荒事の勇壮さを見せる反面、恋仲である少将からの文を手にした姿からは和事風の柔らかみを感じさせます。

二、『藤娘』長唄囃子連中
中村児太郎

藤の精が娘の姿になり、恋する女心を踊ります。
移り気な男心を名所「近江八景」になぞらえ、恋心を艶やかに表現するうちにほろ酔いとなると、一転して賑やかな手踊りを見せます。
やがて日が暮れ、藤の精は姿を消します。

三、『二人椀久』長唄囃子連中
中村児太郎
中村隼 人

大阪の豪商、椀屋久兵衛は、遊女の松山太夫に入れあげて放蕩を尽くし、座敷牢に入れられました。
正気を失った久兵衛が牢を抜け出して彷徨うところに、松山が現れ、二人の連れ舞となります。
いつしか姿を消す松山。
椀久は松山が幻であったと悟り、泣き伏せます。

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